不徳の致すところ

日々を懺悔するブログ

もしかしてコンジローマ? 〜いざ通院〜

さて、10連休が終わりました。いよいよ観念の臍を固める時です。

 

受診するとなれば出来るだけスペシャリストにお願いしたいところです。コンジローマは決して特殊な疾患というわけではありません。しかし発生場所やその形は様々であり、それによって最適な治療法が分かれるらしいのです。となれば私の私自身に顔を出したあいつにうってつけの治療をお願いしたい。しかしながらここはど田舎です。性病科で検索したところ、なんと1件もヒットしません。受診は産婦人科泌尿器科、皮膚科を当たる必要があります。そんなわけで産婦人科を受診することに決めました。

 

内診台に上るのは2度目のことです。1度目は高校生の時、あまりに生理痛が重くて婦人科を訪ねました。あの時は受診自体が不慣れでしたし、人様にご開帳した経験もありませんでした。あれから紆余曲折あり、酸いも甘いも知り、また内診台に上ることになったのです。2度目は妊娠などの幸せで華やかなライフイベントの一環でありたかった。まさか性病疑いとは、ダサいにもほどがあります。

 

受付で初診であることを伝えると、問診票を記入するよう指示されました。住所、氏名などの基本情報から既往歴、アレルギー情報、そして受診の目的を記入します。

「痛み・かゆみがある」に丸をつけて待つこと1時間。

診てくださった先生は、おじさんとおじいさんのちょうど間といったところの穏やかそうな方でした。4月の中旬から違和感があることを伝えると「え、じゃあ1ヶ月もずっとってこと?」と聞かれ、それが受診が遅れたことを咎められているように感じてしまったのですが、これは私の負い目や恥ずかしさからそう感じてしまったのであり、そのような意図はないと思います。だって、それに、10連休だったんだもん…。

 

2〜3分の問診の後、内診です。視診のあと器具を突っ込まれたかと思うと、何やら綿棒のような布のようなものをザカザカと突っ込まれます。やや痛い。

そして「膣錠を入れておきましたからね。今日は白っぽいオリモノがあると思います」と。

 

え…?

 

内診台を降りるよう指示され、再び診察室へ。

カンジダの軟膏を出しておきますからね。日に2〜3度塗るようにしてください。検査の結果は明日以降分かります」と。

「先生、なんだかザラザラのような、イボイボのような、変な場所があるんです」と勇気を振り絞って伝えたのですが、

「軟膏を広めに塗ってください。洗い過ぎないように」と。

 

待ってください!!!

 

と言えればよかったのですが、元来私は小心者。そして性病を患っているかもしれないとあって傷心の状態です。言えるわけなかった。しかし、性病疑いで受診することになったのもダサければ症状をきちんと伝えられなかったのはもっとダサい。

受付で2070円支払い、処方されたテルビナフィンクリームを握りしめ、クリニックを出るしかありませんでした。

 

車に乗り込むなり慌ててグーグル先生に「カンジダ 症状」とお尋ね申し上げます。しかしそこに出てくるのはやはり覚えのない症状ばかり。

もしかしてここの先生、コンジローマとか初めて診た系?馴染みがなさすぎで見逃しちゃった?

そんな不安がよぎります。もちろん悪いのは症状や不安を的確に伝えられなかった私であることは言うまでもありません。先生は内診もしてくださっています。何千という女性の女性自身を見てきた方が、中までおっ広げて見て「カンジダ」と言うならもうこれはカンジダなんじゃないか?  

でも、でも。

 

受診さえすれば少なくとも未知のものに対する不安だけは消えると思っていただけにショックでなりません。明日以降に検査結果が出るということでしたが、そもそも検査をしますとも聞いていなければそれがなんの検査なのか聞き返すこともできなかった私の無能ぶり。わからないことが増えてしまっただけのように感じます。残念ながら明日は仕事なので、結果が聞けるのは週明けのことになってしまいます。

 

それまで消えなかった不安をなだめながら軟膏を塗りつけるより他にありません。

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